唐松岳 (からまつだけ)2696m
2018.7.18(月)


画像をクリックして下さい。
Norickのアルバムにジャンプします。(^^)

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コースタイム 八方池山荘(8:35)→八方池(9:25)→丸山ケルン(10:53)→唐松岳頂上山荘(11:50)→唐松岳山頂(12:10)
唐松岳山頂(12:30)→(12:45)唐松岳頂上山荘(13:00)→丸山ケルン(13:50)→八方池(15:08)→八方池山荘(15:50)

ここからのレポの写真は全て楓撮影です。
楓の後ろ姿シリーズは別ページのNorick氏アルバムで!(笑)



今年の初山は、ぜひ北アルプスへ!!(^^)
唐松なら、登ってから白馬の温泉泊まって、
雨飾師匠の写真展も見てこられるぞ♪
しかし、雪はどうなのか?
ネットで調べた冬道……何とか行けるか?
無理そうなら引き返せば良いか、と楽天的にGOなのだ。(⌒▽⌒)

朝3時過ぎに家を出発。
6月に京葉道路が市川から外環に繋がったので、初めて使ってみた。
三郷に行くまでが……まぁ、早い!!\(^o^)/
いやぁ、いいね!
外環から関越、長野自動車道へ進み、
長野ICから、一部有料道路を使い白馬へ。
八方ゴンドラリフトの駅に7時過ぎに到着。
平日の日帰りなので、駅の横の駐車場も無料なり。

八方アルペンラインの往復は2,900円、
JAF割引で2,610円、
さあ、8時にゴンドラに乗り込んでサクッと上昇。
そしたら、白馬三山がすごいぞ!予想以上に眺望良しだぞ♪(*⌒▽⌒*)
ゴンドラを下りて、リフトを2回乗り継いで、八方池山荘へ。


リフトに乗りながら撮った鹿島槍と五竜。

第2ケルンのトイレはまだ閉鎖中なので、
八方池山荘のトイレが最終、
唐松山荘まで行けなければ、往復無しなので、
しっかりと済ませて出発だ。


何羽か見かけた蝶(蛾?)

左の道は雪に埋まっていて通交不可、右の尾根コースを登る。


右手に白馬三山を見ながら登る。


白馬三山と…お花。

ユキワリソウがたくさん咲いてた。

全く雪を踏まずに八方池に到着。
八方池は まだ雪が残っていて、そうだな…2割程度の融け具合?
当然、逆さ白馬三山は見られませんでした〜。(^^ゞ


雪が残る八方池。

さあ、ここからが登山ですよ。(^^)/
ゴンドラでご一緒したオジサマに、
(アルペンラインの定期券持ってて、毎日散歩に登ってるらしい)
どの辺の雪斜面を登るのか解説してもらってお別れする。


ミヤマアズマギク

ハッポウウスユキソウ かな?


チャボゼキショウ ?

クモマスミレ? スミレは…超難関。(^^ゞ


ハクサンタイゲキ

オオカメノキ

下ノ樺は新緑が美しい、


ダケカンバ


タカネザクラ(ミネザクラ)

ハクサンチドリ


ツマトリソウ

ウラジロナナカマド


イワカガミ(コイワカガミ?)

その後…ベンガラの撒かれた雪の急登が現れる。
かなりの急斜面に若干ビビるが、
気合を入れて8本爪アイゼンを装着して登り始める。


ここを直登する。

…見た目以上に…辛いし…長い…。
もう、ここでかなりの消耗、バテテしまった。(;一_一)

登り切ってアイゼンを外し、ザックにぶら下げて登っていく。
後ろから来た男女に道を譲ると、今年2回目で、
アイゼン無しで登っていて、さっき登った雪が一番の急登で辛いとのこと。
この先の雪はアイゼン無しでも行けるとのことで、ちょっとホッとする。


丸山ケルンが見える…。

山は美しいが、しんどい!

本当にその後の登りではアイゼンは使わなかった。
逆に、その後は雪の斜面の方が楽だったね、
だって、冬道の尾根の急登が半端なかったもん!!(>_<)


アイゼンなしで登る。

そうそう、
数日前に丸山から滑落してヘリで運ばれた人がいたそうだ、
この週末に山荘の営業が始まったので、
小屋番の人がベンガラを撒いてくれているので、
迷わずに登れてありがたい。

そして、雪のない尾根道は、急登の連続…、
しんどい、しんどい、かってないくらいしんどいぞ!!(>_<)

丸山にやっと到着して…、
『丸山まで来れたんだから、唐松まで行けるかな?』
と、先に進むことを決めるのだが…。


丸山ケルン


鹿島槍と五竜

チングルマ

しかし、とにかくキツイ尾根登りに、Norick氏は遅れて、
私も時々待つが、合わせる余裕もなくなり、
どんどんと私とNorick氏の間隔が開いてしまう。

『Norick氏は、唐松までは無理じゃないか?待ってもらった方が良いかも?』
と振り返ると、
離れたピークにいるNorick氏が手で×を作っている。
私も『分かった!』と手を振り、一人でピークを更に登る。

そこから先も、本当にしんどかった。
唐松岳がまさかこんなにキツイなんて…、
『唐松の冬道、甘く見ちゃダメ!!』
…ええ、深く噛み締めましたとも。(^^;;

右足の土踏まずがつって、泣きそうになるし、
何度も、『もう、ここで引き返そうか』と思いながら、
『もうすぐ…なはずだから!』と止まりそうになる足を前に出し、

…ようやく唐松山荘の裏のピークに着くと、
ず〜っと前を登っていた緑のウエアの単独男性がいて、
『ここ、着きましたよね?』と私が言うと、
『そうですよ、結構 時間かかりましたね』と言われた。(^^ゞ

その男性は、約2時間で登っちゃったんだって!!(@_@;)
『マジかっ?!』ですよ。
健脚な人は本当にすごいな!!(⌒▽⌒;
で、
『相方はギブしちゃったらしくて、途中で待ってるはずなんですよ、
 会ったら(私が着いたって)言っといてください。』
と伝言を頼んだ。
男性は『了解!』と下りて行った。


愛しの剣岳〜!!


遠かった唐松岳。

唐松山荘に着いて、前を見れば…憧れの剣岳!!(*^▽^*)
この剣岳が見たくて登って来たと言っても過言ではない!
あぁ、ここまで来て良かった!

すぐに唐松岳の山頂を目指すのだが…、
これが、すぐに足が止まってしまうのだ、疲れ過ぎてて。(^^;;
唐松の山頂がこんなに遠かったとは…。

足が止まって、ひょいと上を見ると…『あれ? ライチョウ君??』

そう、ちょっと上の岩に雷鳥がいた!!!
とたんにテンションが上がる楓さん、
もっと近くに行きたい!!
と頑張って登り、
岩の上でポーズを取るライチョウ君の姿をカメラに収める。


ライチョウ君発見!


ちょっと近づいた!

オスだね!


拡大してみた。

姿を見せてくれて ありがとう、ライチョウ君!(*^▽^*)

そして、息も絶え絶えに山頂に到着し、
もう本当に…しんどかった〜!!
死ぬかと思ったよ…。(T_T)


唐松岳山頂!

丸山の手前で道を譲った男女さんと、絶景を楽しみ、
せっかくなのでと、珍しく写真も撮ってもらったりする。


隣の五竜岳

天狗の頭から白馬方面


山頂に立ったぞ!

しかし、疲れ過ぎてて持って行ったパンもノドを通らない。
エネルギー取らないと下山が心配なので、
甘いチェロキーもどきを半分だけ水で流し込み、
レモンの砂糖漬けお菓子を食べて終了。

すると、山荘前にNorick氏っぽいのが見えた。
なので、『先に下ります〜!』と男女さんに挨拶して、
急いで山荘へ下りる。
うん、下りるのは早いね!(^^ゞ

山荘に戻ると、ギブしたはずのNorick氏が休んでいた。
なんでも、緑のウエアの単独男性が、
『連れの方、山荘に着きましたよ』と伝えてくれて、
そこから山荘まで『下りで13分くらい』と言われて、
頑張って登ってくる気になったらしい。
山荘まで来ないと剣岳は見えないからね〜。
うん、よく頑張った!!(⌒▽⌒)


少し雲のかかる剣岳


絶景かな!

隣では山荘の方がお昼御飯中で、
トイレは一人300円(一日何回でも使える)とのことで、
綺麗な洋式トイレを使用させていただき、山バッチも購入。

さあ下りも長いぞ!(^^ゞ
リフトの最終は4時40分で、遅れたら大変!
だから、あまりゆっくりしてもいられないので、
小屋番さん達に挨拶して山荘を出発。


唐松山荘

バッチ

山荘の裏で、ハクサンイチゲを発見して喜び、
(着いた時はヘロヘロ過ぎて気が付かなかったよ)


ハクサンイチゲ


ハクサンイチゲ

ミヤマダイコンソウ?

まず裏のピークを登るのだが…、
そこで もう…Norick氏が付いて来ない。(^^;;;
おい、おい…。(すぐ足がつったらしい)


さよなら、唐松岳!


さよなら、剣岳!

それでも、2人でヨロヨロながらも下っていく、


ほら、急でしょ!

Norick氏が下りる〜。


不帰ノ剣


雪渓とNorick氏。

雪渓とNorick氏と五竜岳。

雪は登った時よりもやわらかいので、踵で踏み込むようにガツガツと下る。


丸山ケルン、朝よりも明るい。



五竜岳



白馬三山

丸山を過ぎて、最後の急な雪斜面だけアイゼンを装着して下る。
ホント、ここは急だった。(^^;

その後は夏道に出て、誰もいない八方尾根をせっせと下る。
山頂で一緒した男女さんは追い越して下りて行ったし、
登ってくる人も、もう誰もいない…、
静かな八方尾根、あれほど疲れてなかったらもっと楽しめたのになぁ。(^^ゞ


タカネナナカマド

タテヤマリンドウ


再びコイワカガミ。

再びミヤマアズマギク。


日が差して綺麗なダケカンバ。


青空と白馬三山と八方池。


薄くガスがかかり始める。

すっかりガスガス…。


再びタテヤマリンドウ。

ムシトリスミレ

ガスが出て来て、眺望がなくなってきて、
八方池山荘には3時50分着。
最終には余裕で間に合って良かったわ。(⌒▽⌒;

私達だけのために動いてるようなリフトとゴンドラを乗り継ぎ、
駐車場へ戻る。


この日は白馬の温泉にお泊り。(*^_^*)
ここからのちょびっとレポは別ページで。

*翌日の観光レポへ*



うん、冬道の唐松岳は…舐めちゃいけなかった。(^^ゞ
今で言うなら…『冬道、半端ないって!!』だね。(⌒▽⌒;

しかし、イマイチな天気予報だったのに、
それを裏切る好天に恵まれ、素晴らしい眺望を楽しめた♪
ありがとう、山の神様!(*⌒▽⌒*)

…でも、もう二度と唐松の冬道は登らないぞ!


八方池山荘は1835m、唐松岳までの標高差は861m


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